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工房環境と糸(特にステッチ糸)について、ご説明致します。
■工房環境について 1.渋谷区上原の住所で、約25年ほど、リペアを行っています。 工房は、賃貸物件で、 台所がなく、トイレのみの、フローリングの事務所用物件です。 そのスペースに、ミシン10台とアイロンとアイロン台とテーブルがあります。 台所がありませんので、煮炊きや揚げ物をするなど、 料理をすることは出来ません。 →家庭の「生活臭」は、ないと思っています。 2.工房の中に、 『TOSHIBA 消臭器 エアリオン・ワイド DAC-2400(W)』という 消臭器が、2台あります。 1台は、リペア作業する付近、もう1台は集荷を待つラック付近。 1台で、16畳程度の広範囲の消臭が可能ですので、計算上では、 32畳の広さに対応して、24時間、消臭しています。 アイロン台は、仕掛かる前に、「ファブリーズ」で、除菌/消臭して、 また、ジーンズ1本終了しましたら、同じように、除菌/消臭しています。 それでも、「におい」の除去には、100%確実ではないと思っていますので、 「におい」に、非常に敏感な方は、ご依頼されるときは、熟考お願い致します。 3.お見積もりから発送までについて、 お荷物が届きましたら、開封して、メールで、お見積もりをご連絡後、 パンツ用はさみハンガーにかけて、 お一人様ずつ、裾まで隠れるビニール袋をかけて、 修理するラックにかけます。 着用済みのラックと新品(ほぼ裾上げ)のラックは、 別々にしています。 →ただし、お一人様で、着用済みと新品をご依頼された場合は、 同じビニール袋での保管となります。 4.リペア時は、ビニール袋から、ジーンズを取り出し、 ミシンとアイロンを使って、リペア後、 はさみハンガーにかけて、ビニール袋をかけて、 発送するラックに日付順にかけていきます。 →Gジャンなどの上着の場合は、ジーンズの項目を上着と置き換え、 ハンガーも上着用ハンガーに、置き換えて下さい。 5.その後、テーブルの上で、ジーンズを折りたたんで、 新品のビニール袋に入れ、 布テープで、口を閉じ、郵便局で購入した新品の梱包用袋や箱に入れて、 郵便局の窓口へ持っていきます。 ■糸(特にステッチ糸)について 1.インポートもの(海外生産)製品について 日本で販売する、たとえばジーンズ分を、 日本から、海外生産国へミシンを送ったり、 縫製糸を送ることはありません。 たとえば、米国製の場合は、米国のジーンズ縫製工場で、 ミシンとステッチ糸(縫製糸含む)を手配しています。 海外生産の糸が、日本国内で販売されていることは、 ほとんどありません。 ※[Nudie Jeans]は、オレンジのステッチ糸が、 日本国内では、合う糸が入手できません。 →近い色も、現在困難です。 2.メイドインジャパン(日本製)について ブランド製造メーカーやジーンズ工場が 日本で営業する糸販売業者から、糸を仕入れて 製造するケースがあります。 この場合は、工房で取引のある糸販売業者から 仕入れることは、可能です。 しかしながら、糸の流通ルートは、多岐にわたり、 たとえば、西日本では、揃えることが出来た糸が 東日本では、揃えることが出来ない場合があります。 次に、ブランド製造メーカーがブランド価値を高めるために、 また、他のブランドと差別化するために、 オリジナルの糸を糸製造業者へ発注する場合があります。 「オリジナルの糸」とは、色が特殊であったり、糸の撚りを 甘くして、糸の光沢を押さえているケースがほとんどです。 「オリジナルの糸」は、入手することが、不可能です。 3.最後に、今のファッションの傾向として 製品が、バイオ加工(中古加工/溶液加工)を施されています。 「バイオ加工」とは、 ジーンズなどの洗い加工の一つで、特殊な酵素を使って、 布地の表面を微生物に食べさせる加工法です。 セルロース繊維の分解酵素を利用したもので、 微生物を含む バイオ溶液に布地を浸すことによって、素材を柔らかくしたり、 中古感覚を表現したりすることができます。 ゆえに、ステッチ糸が、溶液の影響を受けて、褪色/変色します。 また、バイオ加工が施されてないジーンズでも、 経年の着用で、汗や汚れや洗濯などで、 酸化されて、糸が、褪色/変色しています。 褪色/変色した糸は、販売されていませんので、 現在のステッチ糸の色に近い糸を 工房で取引のある糸販売業者から購入することになります。 追記 糸の太さが太くなるほど、糸の色数が少なくなります。 たとえば、普通の厚さの綿ブロード(ハンカチを想像下さい)や 普通のウール(背広を想像下さい)は、「50番手」と言う 糸で縫製されているのが一般的です。 「50番手」の糸の色数は、約400色あります。 ジーンズで使用するステッチ糸「20番手」「30番手」は、 20色前後の色数になっています。 |
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